Profile

福本塁 のプロフィール

福本塁 の特徴

教材開発
100%

地域活動
95%

教育実践
95%

学術研究
75%

1982年生まれ。3児の父親。愛川町在住。相模原市、横浜市在勤。
東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程
東京大学大学院新領域創成科学研究科自然環境学専攻修士課程
株式会社ウイングベース代表取締役
神奈川わかものシンクタンク代表理事
青山学院大学地球共生社会学部 非常勤講師
LCA国際学園 LCA国際小学校 IT・論理教育特別顧問 初等英語教育研究開発顧問
日常の会話になかなか出てこない「身近な危険」や「災害」について個人の体験談や考えを共有する場がつくれる「防災トランプ」を開発。
日常を舞台にした具体的な体験談をもとに「防災」について世代をこえて楽しく話し合う場を形成する活動を行っている。
特に、体験(事実や出来事)を経験(独自に解釈し意味をつけ、価値観を変容)に変えることで社会をよりよくする行動を促していくことをモットーとしている。
自宅で防災訓練をしたことがありますか?

もしこの質問の回答が”No”なら僕の話を聞くことに少し価値を見出せるかもしれません。

矛盾した言い方になりますが、「防災」ってとても「簡単で難しいもの」だと感じています。
難しい方から話すと、「災害の種類」、「災害の規模」、「自分のいる場所」、「自分の健康状態」、「自分の置かれている状況」等によって取るべき行動が変わり、その組み合わせは膨大にあるという点です。
簡単な方は、自分の体験を話し、相手の話を聞くという会話から防災を学ぶことができるという点です。

僕は世代をこえて、楽しく防災について学べる場をつくる取り組みをしています。
ご興味あれば僕と一緒に参加、場づくりをしてみませんか?
生活を振り返り防災を学ぶだけでなく、多くの人とつながることができて、かつ、とても楽しい時間を過ごすことができます。

はじめに

ここでは、防災トランプを開発するにあたっての想いを少し冗長になりますが語らせて頂きます。

開発のきっかけとなる出来事

2011年3月11日に起きた、東日本大震災です。
僕は幸いな事に怪我を負うこと無く直後を乗り切ることができました。
家族の無事を確認した当日の16時から、地域活動団体の安否確認、被災地衛星写真からの地図作成、原子力発電所ナビ(iphoneアプリ)の開発、物資の調達・仕分け・配送…と現地に行けない自分にできることは何だろうか?と自問自答しながらも思いつくことに取り組んできました。

ドクターヘリで南三陸町へ

AMDA・ノエビア・国際ロータリー第2780地区の合同プロジェクトで被災地医療支援のプロジェクトが発足し、僕は現地医療チームのコーディネーターとして震災が発災した3月に南三陸町に現地入りし、救急医療活動に従事しました。
南三陸町の志津川小学校を拠点に活動し、まだ道が整備されていない時期であったため、ドクターヘリで現地入りしました。
雪が舞う上空からみた被災エリアの被害状況はニュースで聞くよりも広範囲に渡っていました。
目の前で運び出されるご遺体、必死に我慢している子ども、床ずれの痛みと戦う寝たきりの方。人の命を左右する場面で、自分のできることがあまりに小さく、それでもその小さいものを精一杯やり遂げなければという思いで活動しました。
そして、こうした災害が自分の住んでいる地域で起こったら?
そう自分に問いかけると震えがとまりませんでした。

現地支援ニーズを掘り出して復興支援活動を開始

現地での救急医療活動を縁に、様々な方と知り合い、宮城県南三陸町と岩沼市の2拠点を対象に現地の要望を掘り出し復興支援プロジェクトを発足させ活動を行いました。

  • パイプ椅子しかない仮設診療所の待合室に温かみのあるソファを提供
  • カルテを保管する棚や扇風機、害虫駆除グッズ等の提供
  • 水道不通エリアにおける河川や湧水、災害用井戸の水質検査
  • 津波でユニフォーム等が流されて試合に出られない・部活動ができない生徒への体育活動備品の提供

等、相談・縁のあった話は、めまぐるしく変わる現地の要望にいち早く対応できるよう出来る限りスポンサーを事前に見つけておく等の工夫をし、迅速に動くよう努めました。

被災地で得た経験を自分の住む地域へ活かしたい

活動を続けて1年半が経過した頃、被災地のニーズも「まちをどうする?建物をどうする」といった、ハード的な生活再建が主軸となり、徐々に一個人として支援できることや活動できることが限られてきました。
そろそろ自分の住む地域に焦点をあてて、いつ来るかわからない災害に備えたいと考えるようになりました。

防災サバイバル勉強会

はじめに思いついたことは「自分が得た経験や知識を伝えたい」ということでした。
災害時に活躍できる若者をターゲットに防災サバイバル勉強会を開催しました。
「自分の住む地域のハザードマップを携帯電話で見てみる。」
するとほとんどの参加者の携帯電話の画面が真っ白になりました。
これは多くの行政で公開されているハザードマップは細かいエリアを描写するため、ファイルサイズの大きなものが多くあります。
携帯電話の回線で開くのには時間がかかるためです。
そのため災害が起きたときに安全な場所を探そうと検索しても、アクセス集中時にはつながりにくい悪状況が考えられるため時間を無駄にしてしまう結果につながりやすいわけです。
こうした勉強会を行っていたのですが、私から一方的に情報を伝える形になってしまい、自らの命を自ら助ける姿勢に寄与している手ごたえがありませんでした。
参加者からは「いいね、大事だね」という声を頂きましたが、同時に失敗してしまったと強く感じました。
僕が被災地で学んだことは「能動的であること」でした。僕が用意しすぎてそのきっかけを奪ってしまっていたのです。「これでは本末転倒だ。」そう感じました。

―――防災を学ぶ場において、いかに能動的になるか?

僕が解決しなければならないと意識した課題でした。

防災訓練の意味

僕たちがこれまで行ってきた防災訓練というのは、「誰かと一緒」「みんなで」という状況を前提にした訓練がほとんどだったと思います。
でも、災害、例えば大地震について科学的にわかっていることを平易に表現すると、「いつ起こるかはわからないが、必ず起こる」ということがわかっています。

必ず何かしらの災害や危険にあうのであれば、「ひとりでいるとき」という状況が発生するはずです。
もっというと、「自宅にいるとき」や「寝室で寝ているとき」、自分しかその状況を想定できないシーンというのが多くあります。
これって、今の防災訓練では対応できないのでは?という疑問が芽生えたわけです。

自宅で防災訓練したことがありますか?

そこで思いついたのが自宅での防災訓練です。これまで10000人以上に「自宅で防災訓練したことがありますか?」と聞いてみましたが”YES”と回答した方はほんの40人程(約0.4%)です。
それはその通りで、仰々しい防災訓練を家で実施する気持ちにも、なかなか なりにくいと思います。
しかし、繰り返しになりますが、大地震は、「いつ起こるかはわからないが、必ず起こる」わけですから、備えることは必要なわけです。

自分の生活目線で防災訓練を見直す

自分が良く知る場所やよくいる時間といった、ものすごく細かい状況を前提にした、「もしも〇〇が起こったら」「どう行動するのか」ということを考える必要があると考えました。
自分の日常を舞台にすれば、全ての話が具体的になるので、漠然としたいわゆる一般的な知識を並べただけの防災の話に比べて、はるかに防災意識が向上するきっかけになるのではないかと考えました。

2つの72時間

少し話題がそれますが、「72時間」という時間は防災を考える上でとても大切なキーワードになり、2つの意味があります。
一つ目は、家屋倒壊時に巻き込まれた場合、救助されるまでの時間が72時間を越えると生存率が5%以下になります。
二つ目は、阪神淡路大震災の際、公的な救助が始まるまでの時間は4日目以降、つまり72時間は過ぎていました。
このキーワードが意味するところは、災害時に助け合えるのは「自分」と「ご近所さん」だけということになります。
ご近所さんというのは、家の周りだけでなく、職場や学校、災害に巻き込まれたときにその場にいる人など様々です。
普段からこうした間柄の交流をきちんととっておくこと、そして初めて話す人でも必要なコミュニケーションがとれるようになることがとても重要だと考えています。

世代をこえて防災訓練を楽しく考える

これまで、

  • 個人の生活目線で防災訓練を見直すこと
  • 普段からご近所さんとのコミュニケーションをとり、とれるようになっておくこと

の2つが災害時から自分の命を助けるための姿勢として、とても重要な要素になると話しました。
世代をこえて人々が集い、上記2つを踏まえた場面を想像してみたとき、イメージが湧いたのは「年末や休日等に家族でトランプを行うイメージ」でした。
毎日じゃなくても、日々の出来事を家族に話ながら様々なあそび方のトランプを楽しむ。
そうしたコミュニケーションが可能な場をつくりだすツールとして防災トランプが産まれました。

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福本塁 の活動実績

  1. 2017年12月 『CSIS Days 2017 「全国共同利用研究発表大会」 優秀研究発表賞』(東京大学空間情報科学研究センター)
  2. 2017年03月 『東京大学総長賞・総長大賞』(東京大学)
  3. 2016年10月 『第10回かながわ子ども・子育て支援大賞 奨励賞』(神奈川県)
  4. 2016年09月 『総務大臣奨励賞』(総務省)
  5. 2016年09月 『環境大臣奨励賞』(環境省)
  6. 2016年09月 『第30回 人間力大賞 青年版国民栄誉賞 準グランプリ』(日本青年会議所)
  7. 2016年03月 『第20回防災まちづくり大賞 消防庁長官賞』(総務省消防庁)
  8. 2016年02月 『かながわビジネスオーディション2016 奨励賞(2位)』(神奈川県)
  9. 2015年10月 『世界防災減災ハッカソン Race for Resilience Tokyo 2015 1位』(青山学院大学)
  10. 2014年02月 『かながわビジネスオーディション2014 奨励賞』(神奈川県)
  11. 2014年02月 『第23回かながわ若者生き活き大賞(キララ賞)』
  12. 2013年03月 『第2回あつまる、まじわる、つながる―地域のサステナ活動をつなぐワークショップ―研究ポスターセッション 最優秀賞』(茨城大学)
  13. 2012年09月 『第1回LiveE!サイエンスコンテスト アイデア賞』(東京大学情報理工学研究科)
  14. 2011年06月 『感謝状』(宮城県岩沼市立玉浦中学校)
  15. 2011年06月 『感謝状』(宮城県南三陸町南三陸診療所※旧公立志津川病院)
  16. 2011年06月 『感謝状』(国際ロータリー第2780地区)
  17. 2011年05月 『感謝状』(特定非営利活動法人AMDA)
  18. 2010年10月 『CSIS Days 2010 「全国共同利用研究発表大会」 優秀研究発表賞』(東京大学空間情報科学研究センター)
  19. 2010年06月 『さがまち環境学習提案コンテスト 特別賞』(相模原市)
  20. 2007年05月 『特に優れた業績による奨学金の返還免除』(日本学生支援機構)
  21. 2006年09月 『第71回日本陸水学会松山大会 優秀賞』(日本陸水学会)
  1. Mondragon Cooperative Corporation,科学・技術・倫理百科事典,丸善出版,2012.
  2. 環境ワンダーランド,丸善出版,2012.
  1. 2016年04月 フェノロジートランプ(トランプ)
  2. 2015年02月 しゃごろく(ボードゲーム)
  3. 2014年08月 おあしだま(フットバッグ)
  4. 2014年05月 つばめの巣みっけin相模原(iPoneアプリ)
  5. 2014年03月 おかしすごろく(ボードゲーム)
  6. 2014年02月 減災トランプ・レジリエンストランプ(トランプ)
  7. 2013年10月 地震がよく起こるイツモ村(ボードゲーム)
  8. 2013年09月 防災トランプ(トランプ)
  9. 2012年07月 大槌の宝物を発信しよう!(iPadアプリ)
  10. 2011年03月 原子力発電所ナビ(iPhoneアプリ)
  11. 2011年02月 Water Voice(iPhoneアプリ)
  1. 査読中
  2. 査読中
  3. 査読後修正中
  4. 防災を主題にした対話を通じた学習者の主体性の変化と学びの深まり-防災トランプを活用した事例を通じて-,環境教育, Vol.68, 印刷中.
  5. A Web GIS Framework for Participatory Sensing Service: An Open Source-Based Implementation. Geosciences 2017, 7(2), 22; doi:10.3390/geosciences7020022.
  6. The development and application of a citizen support system as a self-help platform in disasters. Proceedings of International Symposium on City Planning 2013, 238-241.
  7. 現地調査支援システムにおける複数人同時調査を想定した即時経路探索機能の開発,FIT2011 講演論文集 第4分冊,pp43-48.
  8. 「Open Cafe System: 自然環境分野における FOSS4G パッケージの開発と適用」,GIS理論と応用, 2011, Vol.19, No.1, pp.17- 23.
  1. 政令指定都市移行に伴う広域ビジョン策定の合意形成に関する研究 ―相模原市緑区における第1期緑区区民会議から得られた成果と課題―.東京家政学院大学紀要第52号,pp.63-69.
  2. 復興支援活動時における情報共有・整理を目的とした FOSS4G を用いた遍在型現地調査支援システムの有効性. 地理情報システム学会講演論文集,2011,Vol.20,pp.B-2-2.
  3. Low-cost and User-friendly Field Survey Assisting System powered by Open Cafe System.JPGU2011,HTT005-02.
  4. 水環境の情報表示 Web上の情報の実際とその活用,水辺の環境調査−水辺の生物多様性と水環境総合指標 第20回市民セミナー講演資料集,2011,pp51-68.
  5. 高頻度連続観測データを用いたpHに関する時系列解析の展望. Open-Cafe Sync,2011,Vol.2,pp.20-21.
  6. Open Cafe System: 自然環境分野における FOSS4G パッケ-ジ. Open-Cafe Sync,2011,Vol.1,pp.12-15.
  7. 上信越高原国立公園鹿沢園地におけるFOSS4Gの活用 ―Open Cafe Systemを用いた国立公園の利用と管理―.地理情報システム学会講演論文集,2010,Vol.19,pp.ROMBUNNO.4B-1.
  8. OGC相互運用技術と拡張現実技術を活用したスマートフォンによる災害リスク可視化システムの開発.地理情報システム学会講演論文集,2010,Vol.19,pp.ROMBUNNO.5A-2.
  1. 2017年06月 国土交通大学校 GIS基礎〔初めてのGIS〕研修 自然環境分野におけるGISの活用
  2. 2017年04月 青山学院大学地球社会共生学部 Topics in Japanese Geography Ⅳ(English)
  3. 2016年05月 国土交通大学校 GIS基礎研修 自然環境特論
  4. 2016年04月 青山学院大学地球社会共生学部 Topics in Japanese Geography Ⅳ(English)
  5. 2015年05月 国土交通大学校 GIS基礎研修 自然環境特論
  6. 2014年05月 国土交通大学校 GIS基礎研修 自然環境特論
  7. 2013年12月 測量技術(地理空間情報処理)研修 課題演習
  8. 2013年11月 国土交通大学校 測量技術(地理空間情報処理)研修 プログラミング基礎演習
  9. 2013年11月 国土交通大学校 測量技術(地理空間情報処理)研修 情報処理技術
  10. 2013年11月 国土交通大学校 測量技術(地理空間情報処理)研修 地理空間情報演習
  11. 2013年04月 中央大学理工学部機構研究員
  12. 2013年03月 普通測量研修 ラスタデータ基礎講義
  13. 2012年12月 測量技術(地理空間情報処理)研修 課題演習
  14. 2012年11月 国土交通大学校 測量技術(地理空間情報処理)研修 プログラミング基礎演習
  15. 2012年11月 国土交通大学校 測量技術(地理空間情報処理)研修 情報処理技術
  16. 2012年11月 国土交通大学校 測量技術(地理空間情報処理)研修 地理空間情報演習
  17. 2012年08月 国土交通大学校 GIS基礎研修 自然環境特論
  18. 2006年11月 東京大学 ジュニアティーチングアシスタント
  19. 2006年10月 東京大学 ティーチングアシスタント 地形学
  1. 2015年03月 環境省 自然学校全国調査 2015 検討委員会 アドバイザー
  2. 2014年05月 相模原市立小山中学校 防災教育アドバイザー
  3. 2012年10月 愛川町 町民参加推進会議委員
  4. 2012年05月 愛川町 住民提案型協働事業検討委員会委員
  5. 2012年05月 神奈川県 医療対策協議会委員
  6. 2010年07月 相模原市緑区区民会議委員
  1. 日本都市計画学会
  2. 計画行政学会
  3. 安全教育学会
  4. 地域安全学会
  5. 日本自治体危機管理学会
  6. 環境教育学会

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