09.02

継続は力なり → switch
夜なかなか寝ない子どもたち
普段、子どもたちに「あれしなさい」、「これしなさい」ということはほとんど言いません。
なので、わりとのびのび育っていると思います。
ただ、のびのびのつもりがダラダラになることもあります。
一例としては「夜寝る時間が遅くなること」です。
6月頃、我が家は22時になっても長女が起きている、なんてことがあり、体調を心配していました。
長男はわりと20時過ぎくらいに眠くなるらしく、子どもらしい生活を送っていました。
長女は「本の虫」というくらい「読書が好き」です。そして遅くまで「宿題」や「勉強」をやっています。
次男は「工作」が大好きで、夜寝る前にハサミでダンボールや紙をチョキチョキ切り始めます。
これはこれで、やりたいことがあり、この年齢ですごい幸せなことなのですが、兄のこともあり、我が家は「健康第一」です。
自発的に眠るための仕掛け
上記の状況を改善するために、とある試みを始めることに。
こんなカレンダーをつくってみました。
マスにシールを貼って埋めていくと「子どもたちのほしいもの」がもらえるカレンダーです。
マスにシールを貼るには、姉弟3人全員が
・20時30分に布団に入って電気が消えていれば +1シール
・1日ケガをしなければ +1シール
・絵日記を書けば +1シール
・その他頑張ったことがある場合は +1シール(★)
というルールで設定しました。
姉弟の協力プレイも期待できます。
見事180個シールを貯めると・・・子どもたちが欲しい、悲しくなるくらい品薄な「switch」!
ということで始めてみました。
驚くほどよく寝る
嫁さん曰く、「効果ありすぎ」。
ということで、子どもたちはシール欲しさに自発的に20時30分前に布団に入り始めました。
さすが子どもたち、これを2~3週間続けるとあっという間に習慣となりました。
朝起きるのが苦手だった長女の体調も機嫌もとてもよくなり、
登校班にも遅れずについていけるようになりました。
良いことづくめです。
開始から2ヶ月と10日
ついに貯まりました・・・!!
こうやって見るとすごい達成感。
子どもたちに聞いてみる「今、どんな気分?」
長女「しんじられない、こんなにシールがいっぱいになるなんて」
長男「いいきもち。やっとSwitchもらえるー」
次男「つぎはマリオオデッセイがんばるぞ」
三者三様の答え。
きちんと父親の責任として入手しておきました。
(夏休みほとんど遊べなくてごめんよと内心あやまりつつ)
もう大喜び。
ちなみにこのカレンダー以外にも「姉弟で絵日記が10冊貯まると、みんなで遊べるおもちゃを1つもらえる」という仕組みにしておりまして、写真の「ノートの束」がその成果です。
3人で45冊ということで、40冊のごほうびで「switch用のソフト」をみんなで買いに行くことに。
スプラトゥーン
初めてのソフトはこちらに。
買った後に実は1人用ということに気づく。
まぁでも交替でやればいいよねということでそのままに。
待ちに待った楽しい時間
家族ニコニコで楽しい時間を過ごしています。
といっても我が家は1日15分しかゲームができない・・・!
(ただし、繰越しして1時間まで貯めることはできる)
継続は力なり
親として生きていくために必要な社会的なスキルは身に着けてほしいとは思うけど、勉強や運動は「やれ」といって取り組めるものではないと思っています。
でも、コツコツ取り組むと認めてもらえることがあるという成功体験を積ませることは子どもたちが子どもたちらしく次世代を生き抜いていくちからの一つになり得ると考えています。
やっていることは完全に「エサで釣る」なのですが、将来的にはこのエサが「おもちゃ」から「伸ばしたい能力」なんかに移行していったらきっと楽しいだろうなと思います。
その前提条件に「健康第一」があるので、健康貯金、睡眠貯金は親の責任という考え方で、きちんと眠り健康でいられるように子育てしていきたいと思います。
おわりに
子どもたちに結果を出されると、親として嬉しいのは勿論ですが、一人の人間として「負けてられない」なんて思ったりもします。
「子どもたちに教えているつもりが、たくさんのことを教わっている。」
なんとも人間らしい時間を与えてくれる子どもたちに感謝する日々です。