2017
03.22

東京大学総長賞・総長大賞を受賞しました。

防災, 2017, 受賞

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小柴ホール前にて

ここ数年、地域が自律的な復旧・復興を遂げるためには一体何が必要なのか?をテーマに、研究では企業に、実践では住民に焦点をあて取り組んできました。
この度、専門性(都市工学)を活かした社会活動として大学に評価頂き、『東京大学総長賞』および『総長大賞』を受賞させて頂きました。

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総長賞記念品

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総長大賞記念品

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総長賞の賞状


いつも活動を支援して下さっているみなさま、
本当にありがとうございます。
 
こうした賞を頂けることは嬉しいと同時に、新たなスタートラインに立たせて頂いたという認識で
世の中に何か返さなければと改めて考える機会になります。
 
これまで「自分と家族に必要な防災訓練を考え実施すること」「地域で助け合える関係を築くこと」を目標に、「世代をこえて防災について楽しく考える場づくり」に取り組んできました。
わりと地域の中でも意識が高い方やその周りにいる方たちに対しては、防災意識を高め、災害時に助け合える関係づくりを支援できている手応えがあります。
その一方で、場に来れないような方、本当に支援が必要な方々へのアプローチはまだまだ課題が山積しています。
 
受賞が決まってからじっくり考えてみて、
今までできていなかった以下の2点について取り組みを強化していこうと思います。
 
対象①:地域に住む外国人ママさん
 やさしい日本語で防災や生活情報を楽しく学び
 日本人のママさんとのつながりをつくる
 
対象②:障がい(重度含む)をお持ちの方
 地域の様々な方と防災を楽しく学び
 災害時に必要な支援を自ら伝え地域で備える
 
まだまだ、実態について勉強不足で方法やツールの開発も終わっていない段階ですので、しばらくは話を聞きにいったり、勉強したり、試したりの日々が続きますが、参考になりそうな情報があればお寄せいただいたり、
上記に該当する方で防災に興味がある方がいらっしゃればおつなぎ頂けると嬉しいです。
 
時間はかかるかもしれませんが有効な方法や仕組みを実現するために、今後もより地に足ついた活動を心がけ、地道に継続していきたいと思います。

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総長・審査委員長・受賞者の皆様と

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総長・審査委員長・シンクタンクメンバーと

東京大学総長賞とは

平成14年度に創設された「東京大学総長賞」は、「本学の学生として、学業、課外活動、社会活動等において特に顕著な業績を挙げ、他の学生の範となり、本学の名誉を高めた者」(個人又は団体)について、総長が表彰を行うものです。

候補者の選考は、「東京大学学生表彰実施要綱」に基づき、「東京大学学生委員会学生表彰選考会議」において、所定の推薦基準に基づき推薦された者について行っています。
引用:東京大学ウェブサイト